ボーナスでLPNは何と10ヵ月!

  日本の不景気とは裏腹に、タイは景気がよさそうだ。経済は活況で、ビジネス街などでは高級な日本料理店も、いまや日本人よりもタイ人が顧客の中心になっており、隔世の感がある。 在タイの日本人にとっては、日本の実情を知るだけに、「本当にタイは景気がいいの?」と疑ってしまうが、この時期、タイでは毎年、ボーナスが出ており、その金額をみればタイの経済がどれほど活況なのかがわかるだろう。 

 

タイの地元経済紙によると、まず、洪水ののちに息を大きく吹き返して活況な状態なのが車業界。タイ国内販売も今年は全体で140万台に達する勢いで、昨年の洪水の落ち込みを完全に振り払っている。 

 

トヨタは今年のボーナスについて、1年間で何と8.5ヵ月。ミツビシも7ヵ月、ホンダも6ヵ月という数字。 

 

フォードやマツダ、ニッサンは4月に支払われるため、明らかにしていないが車業界はこぞって大盤振る舞いだ。 同じくバイク業界も活況で、ヤマハは4~5ヵ月。 

 

一方、今年1年、次々に出てきた新規のコンドミニアム。それを開発している大手デベロッパーも活況だ。スパライ社によると、昨年と同じく5~9ヵ月になる予定。LPNディベロップメント社は何と10ヵ月以上! 

 

格安のコンドーで有名なLPNのボーナスはすごい。 

 

そのほか、建設業ではシノー・タイ・エンジニアリング&コンストラクション社は、昨年以上になるとしており、6ヵ月ほど。同じく建設のカーン・チャーン社は過去は3ヵ月ほどだが、今回はそれ以上になるが、毎年中国正月での支払いのため、数字をまだ出していない。それでもユーニック・エンジニアリング&コンストラクション社は、1ヵ月ほどの見込みで、毎年ボーナスは変わらないとしている。 

 

そのほか、食品製造、販売大手のCPFは毎年2ヵ月で、今年も変わらないとしている。サハパット・ピブーン社は5ヵ月。鶏肉加工品輸出などのサハ・ファーム社は「検討中」としており、今年は赤字で、原価も上がっており、人件費も上がり、バーツ高の状況もある。3万人の従業員を抱えており、1月1日から全国で最低賃金300バーツ/日になることから「それがボーナスに取って代わるかも」と弱気の発言も。 

 

また、従業員4千人ほどのブレンダー・ジュエリーは宝石の輸出業だが、昨年と同じく1~2ヵ月ほどになり、勤続年数によって差があるとしている。またこの時期は昇給も毎年恒例となっている。 

 

グリーンティーなどを製造販売、またレストランなどを展開するオイシ・グループも全体7千人のうち、正社員4千人がボーナスの対象で、昨年と変わらず2ヵ月ほどとしている。昇給は恒例で6~7%ほど。 マスコミでは、マティチョンは今までは3ヵ月だったが、今回は2ヵ月の見込み。クルンテープ・トラキット社は1ヵ月以上。 

 

以上のように、活況のところではボーナスを5ヵ月以上出しているところも多いが、例年並みというところでは1~2ヵ月というところも多く、しかし、例年よりも少ないというところはほとんどなく、そういう意味では経済の活況を裏付けているともいえる。