タイで成功するための秘訣は!
本紙48面に広告を掲載している「アジアビザツアー」。事業内容は観光ビザ取得から会社設立など幅広く、タイで生活を始める人、事業を始める人などの最初の窓口となっています。 代表の岩舘卓也(いわだて たくや)さん自身も、もともとは現地採用を経て、独立。今の会社を立ち上げてから今年で7年。順調に事業内容も拡大していて、景気の悪い日本に見切りをつけて来タイした人、これからビジネスで成功しようと思っている人と、当初の自分と同じ目標を持つ人をサポートする立場でもあります。 岩舘さんは青森県出身。子どもの頃から文学少年で、小説はノーベル文学賞や芥川賞、近代文学と様々読み漁っていたといいます。
また、それ以外は勉強ばかりしていたといい、大学は明治大学の法学部に進み、卒業後も司法試験を受け続け、弁護士を目指していました。 当時を振り返ると焦る気持ちばかりが先行して、勉強したことすべてがなかなか頭に入らなかったといいます。 結局、司法試験には合格できず、27歳から来タイするまでの10年間、日本で仕事を転々としました。年齢や学歴も中途半端となってしまい、なかなか就職先も見つからない状態。すっかり社会のレールから外れてしまったような疎外感を感じていたといいます。 そんな日本での10年間でしたが、ビジネスを始めようとするきっかけやヒントとなる出来事がありました。
ひとつ目は、一時期、地下鉄の水圧を調整する「防水工」というかなり特殊な仕事についていたことがありました。偶然出会った昔の同級生に紹介された仕事で、かなり高額な給料でした。公に求人募集はせずに、知人の紹介だけで社員を確保する特別な仕事。そこで思ったのは、本当にお金を稼げる仕事というのは、例えば一般の求人誌などのみんなが見えるようなところにはないのでは、ということです。 そしてもうひとつ、自分でビジネスを始めようと思ったきっかけは風俗店で働いていたときのことです。客の呼びこみの仕事を任せられ、子どものころから勉強ばかりしていた自分が、呼び込みなどできるはずがないと思いました。そこで、開き直った形で、ありのままの青森出身の木訥な感じで話しかけてみました。また、口先ばかりで、うまいことを言うのではなく、メリット、デメリット両方を説明し、あくまで客が選択できる形をとったところ、これが成功。客を多く呼び込めるようになりました。
都合のいいことばかり言わなくても、悪い部分も含め、きちんと説明すればお客は納得して、ついてきてくれる。このスタイルでビジネスをするのが向いているのではないか、そう思い始めるようになりました。 しかし、実際はどんなビジネスを始めればよいのか分からず、また、つい遊んでしまい、お金も貯まらない。チャンスはどこにあるのだろう茫然自失の日々でした。 そして2006年。日本の景気の悪さや、閉塞感に違和感を覚え、当時景気のよかったタイへ行くことを決意。 来タイ後は、ビザランのツアー会社に現地採用で就職。当時は現在のような滞在日数の規制がなく、30日毎に国境を出て戻るを繰り返せば、ずっとタイに滞在することができました。 そして、半年後、岩舘さんにとってチャンスとなる出来事がタイでおこりました。
当時政権をとっていた、元タクシン首相が30日毎の出入りに規制をかけ、30日以上滞在する場合は観光ビザが必要と180日ルールをつくりました。 観光ビザについて調査し、ビザ取得サービスをビジネスにできるのではないかと考え、現在の「アジアビザツアー」を設立。最初はペナン、その後ビエンチャン、マレーシアとビザ取得のツアーを提供してきました。設立当初から需要が多く、順調なスタートでした。 ビザを軸にして、会社設立や会計等も始めました。 会社設立を手伝う立場上、自分も経営を経験した方がよいのではと、オンヌットの事務所の1階でマッサージ店も始めました。小さい資本で初めたスモールビジネスですが、順調に黒字が続き、また、タイ人を教育する大変さや経営のコツもつかみました。 昨年は支店として、事務所をプロンポンに増やし、その隣に日本の中古本の買い取りと店頭販売を行う「右京堂」もオープン。 お客にとってはツアー会社のような感覚で利用する「アジアビザツアー」ですが、たくさんの知識や情報のもとになりたつ仕事。岩舘さんは「情報」を取り扱い、アドバイスするコンサルタントのような仕事と表現します。
ネットを利用すれば自力で探せる時代ですが、膨大な情報から正しい情報だけを取り出す手間がいる。その代わりにリサーチし、形にし、優良で無駄のない情報を提供していきたいと語ります。 「タイにはまだまだ日本人が活躍できる、すきま産業的な仕事がたくさんあると思う」と岩舘さん。また「ビジネスで成功したいと思っている人は、自分が活躍したいと考えるよりは、人のために役に立ちたいと考えれば、いい方向に向かうのでは」とのこと。 また、何をやればよいのかまだ分からない人、これからタイで就職を探している人でも「社長がこうしたいと考えていること、お客がこうしてほしいと考えていることを必死で考え、全力でやれば、絶対にうまくいく。そして、それが、自分が事業を始めたときに全部役に立つはず」と考えます。 ビジネスについて熱く語る一方で、タイは日本とはまた違う生活が送れるのも魅力。そちらもぜひ、満喫してほしいという願いがあります。 岩舘さん自身も、日本人の知らないローカルな店を利用したり、家の庭にタイの植物を植えてガーデニングしたりと、タイならではのシンプルだけれども充実した生活を満喫しています。
また、読書の習慣も続いており、村上春樹の本は日本語だけではなく、タイ語と英語版も読み比べているというから驚き。 村上春樹と共通点がある点で志賀直哉が好きだそうで、国外の作家では、南米のガルシア・マルケスが好きだそうです。 子どものころから本を読み漁っていたのは、人生の答えがどこかにないか探していたからといいます。しかし、作家は所詮我々と同じ人間で、答えはなかった。むしろ、本を利用して、若者に新しい思想を植え付けたり、人の考えをコントロールする弊害があるのではないかと最近は思い始めたそうです。本好きとしてアドバイスできることは、「書いてあることをうのみにする必要はなく、危険な誘導があるかもしれないと疑いながら読んで欲しい」と古本屋を営む立場ながら、ユニークな見解も持っています。 最後に「要するに、仕事は安易な募集にいいものはないし、人生の答えも簡単に本に書いているものではありません。一捻りしたり工夫して見つけるものです。広告・教科書・マニュアルから離れて自分で応用し始めるようになってこそが仕事を内包した真の自分の人生の始まりです。そういう方を今後も応援してまいりたいと思います」と語りました。
2013年4月20日 タイ自由ランド掲載
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