タイで芸能活動する日本人
BTSに乗って、流れているCMを見ていると日本食や日本をモチーフにしたCMが結構見られます。そこに日本人がそのまま出演していることもしばしば。そこで今回は、タイで芸能活動をしている二人にインタビューを試み、なぜタイで活動を始めたのか、そしてタイの撮影現場の様子などを詳しくお聞きしました。(編集部 S)
瑠璃(るり)さんはタイで活躍中のシンガーソングライター。ガールズバンド「15JAM(イチゴジャム)」のボーカルでもあります。
もともと日本を拠点に活躍していた瑠璃さんですが、約2年前に来タイ。
バンコクで活動を始めるきっかけとなったのは、4年前にバンコクで行われたシンハービールの大きな音楽イベントへの出演。すべて日本語の曲なのにもかかわらず大盛り上がりで「音楽に国境はないんだ」と感動と手ごたえを感じ、来タイを決意したそうです。
当初は英語もタイ語も話せず、生活に慣れることで精一杯。ようやく慣れてきた頃に、ライブのイベントを企画。順調に準備をしていたはずが、主催者側が突然キャンセル。相当なショックを受けていた瑠璃さんの様子にタイ人の友達がチャンネル9のテレビ局に瑠璃さんのことを売りこんでくれて、音楽番組への出演が決定。
もともと日本ではコナミの「武装神姫」のオープニングテーマの作詞と歌を担当したり、文化放送で3年ものラジオのDJのレギュラーをもっていた瑠璃さん。テレビ局の人も、瑠璃さんの日本での経歴を見て、出演を依頼。
そして、チャンネル9の出演をきっかけに、本来の音楽活動以外にもCMソングやCM出演なども。たった1年半でOISHIやタイガービールへの出演。コスメブランドやMEIJIヨーグルトなどのCMソングの楽曲。事務所へ所属しておらず、個人で活動しているためHPやフェイスブックを通じて直接連絡がくるようになったとのことです。
毎回戸惑ってしまうのは、日程やスケジュール、さらにはもともと計画していたコンセプトまでガラリと急に変わってしまうこと。
一週間前でも詳細が決まらない、前日に映像が送られてきて徹夜で曲をつくる、翌日現場に行けばコンセプトが変わったので「元気な曲からバラードに変えてくれ」と突然の要求。心の中では「ええっ!そんな:」と思う半面、抵抗してもしょうがないと割り切って毎回毎回必ず起こるハプニンブを対処。「いちいち気にしていたら自分がダメになってしまう、自分が変わらないと」と柔軟に対応できるようになったそう。
そして現在は、タイのヒットソングをつくってきたグラミーのエクゼクティブプロデューサー9人が集まったバンドとフィーチャリングをしており、日本でもレコチョク、music.jp、iチューンズ、アマゾンで楽曲を発売中です。
その一方で実は、現在の本業は学生。チュラロンコーン大学でタイ語を本格的に学んでいます。タイ語をマスターして、将来はタイ語の歌も作ったり歌ったりしたい。そして毎回遭遇する貴重な経験を歌で表現していけたらとのことです。
タイ在住の星野茂樹(ほしのしげき)さんは、タイの日系企業で働く傍ら、たびたび映画やタイのCMに登場しています。
日本では、もともとツアーコンダクターとして働いていましたが、モデル事務所にも登録をしており、エキストラでテレビなどに出演していたそうです。
まだここに住む以前、たまたま旅行でタイに来ていたときに松嶋菜々子さん出演、キリン生茶のCMに知人の紹介でエキストラで出演したことがきっかけでタイ在住後も芸能活動を続けてきました。
タイにはタイ人経営の他、日本人が経営している芸能事務所もあり、基本的に芸能活動を始めるにはそこへ登録するところから始まります。CMや映画の制作側が、自分達のほしいイメージに近い人をチョイスし、オーディションへの出演依頼をしてくるそうです。
タイでは日本人役として日本人を起用する場合も多く、例えば星野さんが過去に出演した「ニッポンペイント」のCMでは日本の建築デザイナー役で出演。セリフも日本語です。
一方で「カシコン銀行」、「ナムシン」はなんとタイ人役で出演。もちろん競争率は高く1次、2次選考まであることが通常。「ナムシン」に関しては、監督がカンヌのCM監督賞を受賞した経歴を持つ、こだわりのある人で、なんと3次選考まで審査が続いたそうです。3次選考はタイ人2人と日本人である星野さん1人の3人が残り、日本人の自分は当然無理だろうとあきらめかけていましたが、最後に合格の電話がきたそうです。
ちなみに、タイの方が撮影の規制が緩かったり、コストが安くすむなどの理由で、タイを舞台にしていなくともCMを始め日本やハリウッドの映画撮影がタイで行われることは多いそうです。星野さんがエキストラとして出演した映画は、松山ケンイチ主演の「デスノート」や中山美穂の復帰作「サヨナライツカ」のワンシーンなど。 また、渡辺謙主演のハリウッド映画「シャンハイ」では渡辺謙さんと背格好が似ているとのことで、全く同じ衣装を着て、渡辺謙さんの役のアクションシーンを演じました。
星野さんのようにタイで仕事をする傍ら芸能活動をする日本人はたいへん多く、やはりそれが堅実。俳優業一筋でやろうとすれば、タイ語を本格的に話せることも必要となってきます。星野さんは今後も機会があれば、楽しんで活動を続けていきたいそうです。
2013年1月20日 タイ自由ランド掲載
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