水タバコ・エジプト料理…アラブ
BTSナナ駅周辺を歩くと、黒い布に身をまとった女性や白い民族衣装の男性と通り過ぎ、またたく間にアラブの香りが漂ってくる。通り沿いには外国人向けのタイ土産店がひしめき合い、客引きと思われる多国籍の女性たちが立っている。
スクムビット通りの奇数側の道を、ナナ駅からプルンチット駅側に歩いて行き、ソイ3/1にさしかかると、通り沿いの看板はアラビア文字で埋め尽くされており、ひときわ異彩を放つ。アラブ人街とも呼ばれ、エジプト、トルコ、イラクなど中東とインドの料理店が立ち並び、辺り一帯には水たばこ(シーシャ)の甘い香りが立ち込める。「ここが本当にタイ?」とどこの国にいるのかがわからなくなる異空間。バンコクに滞在しているなら、一度は訪れてみたいお勧めスポット。
まずは腹ごしらえ。店前でせっせとナンを焼いている一軒のエジプト料理店に入ってみた。木造りの落ち着いた雰囲気で、客のほとんどはアラブ人。家 族連れやカップルがもくもくと食事を楽しんでいて、タイ人やほかの日本人の姿はない。布に身を包んだウェイトレスもアラブ人のようだ。英語表記のあるメ ニューを開き、ミックスケバブやナン、カレーを注文。ケバブは素材の味を生かしたあっさり味、カレーもマイルドな味わいでまったく抵抗はなく、むしろクセ になる味。料金は一人200バーツ以下と思ったより安かった。
食後の腹ごしらえには、やはりシーシャ。オープンエアでシーシャを 吸える店の前に来ると、ごうごうと燃えさかる炭が用意されている。客席はほぼ満席で、シーシャの炭を取り替えるウェイターが忙しく動き回っている。壁際に は、青や緑、透明のガラス瓶付きのシーシャが何本も立て掛けてある。シーシャはもともと、ペルシア語で「ガラス」を意味する「シーシェ」が語源。フルーツ
やハーブの香り付けがされたタバコの葉に炭を載せて熱し、出た煙をガラス瓶の中の水を通して吸う構造になっている。
お腹の突き出たアラブ人のウェイターがだるそうに注文を取りに来て、シーシャと、アラブの伝統的なターキッシュコーヒー、インドミルクティー(チャイ)を注文。シーシャはミント、アップル、ストロベリーから一つ選べるようだ。ミントフレーバーのシーシャが運ばれてきた。
高 さは80㎝ほど、タバコの葉を包んだ銀紙の上で、炭がこうこうと燃えている。吸った瞬間、ガラス瓶の中の水がゴポゴポと音を立て、ミントの爽やかな香りが ふわりと鼻孔に広がる。タバコ特有のピリッとした刺激がのどにきて、フ~と煙をくゆらせていると、普段はまったくタバコは吸わないが、なんだかいい気分に なってくる。アラブ文字の看板やシーシャを楽しむアラブ人達に囲まれながら、シーシャを吸って過ごしていると、まるでアラブの世界に迷い込んだかのよう。
小1時間吸えて値段は150バーツとお手ごろ。アラブ人以外にも、店には色白でグラマラスな女性グループもちらほら見える。そういえばアラブ人男性は、「色白でぽっちゃりとした女性が好み」と聞いたことがあることを思い出した。
店を出た後、周辺を少し散策してみると、バッグ屋、靴屋、スーツ屋、薬屋などどこもアラビア文字がぎっしりと並び、一帯がアラブ人専用といった感じ。ナナにあるヴィラマーケットにも他の地域の店に比べて、カレー用のスパイスが豊富に売られていた。
もともと「ナナ」の地名は、イスラム系インド人の名前で、ナナ一族はスクムビット界隈にたくさんの土地を所有していた、という歴史があるらしい。そろそろ タイ料理にも飽きてきたという人、バンコクに来た知人を面白い場所に連れて行きたい!という人は、ぜひこの辺りを訪れてみてほしい。
2012年2月5日 タイ自由ランド掲載
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