社内タイ語事情 公的機関が会社にやってくる、という事態
普通、まじめに仕事をしていれば、あまり関わることはないのですが、いわゆるタイの公的機関が会社にやってくる、という事態が、万に1つ、あるかも知れません。
どういう人たちが会社にやってくるかというと、ずっと閉まっているとなりの会社にやってきた警察官。「となりはいつごろからいなくなったのか?」と聞いてきます。タイ人の間では一般的に警察官は、タムルアッ(ト)。もし、レストランを経営しているオーナーなら、お酒を出してはいけない祝日に、不意に店に入ってきて、客がビールを飲んでいないか調べたりします。
また、日本人が働いている場合などは、入国管理局、いわゆるイミグレーションがやって来ることも、ほとんどないですが、3%くらいあるでしょうか。
タイ人の間では略称トーモーといいます。さきほどのタムルアッ(ト)の(ト)は口元で発音するけれども音としては出さない、という意味です。そしてトーモーのトは、勢いよく息を出さないで口の中でトと発音するものです。
さて、ほかには、決算で赤字を申告していたりすると、そのあと税務署が見回りに来ます。タイ語ではサンパコーン。
コは息を外にはかないでいいます。年末に締めるところが多いですから、ちょうど今の時期が決算が終わるころ。できるだけ赤字にしない、という操作が必要かも知れません。
以上、3種類の人たちには、会社に来てもらいたくないというのが、本音の部分ですが、向こうから来るのだから止めることはできない。そういった種類の人たちではほかに、プラカンサンコムの人たち。これはいわゆる社会保険事務所の人たち。
また、サンパサーミットの人たち。これはお酒、たばこの販売許可の監視人。皆、やはり何か会社やレストランの中で、うしろめたいことがある、というケースなどに来るわけですが、そういう時のタイ人従業員との会話では、タイ語の名称で話した方が手っ取り早い。ぜひ上記のタイ語を使ってタイ人との会話を成立させてください。
2011年5月20日 タイ自由ランド掲載
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